蓄電池仮想同期発電機の充電率による慣性制御手法の提案
蓄電池仮想同期発電機の充電率による慣性制御手法の提案
カテゴリ: 部門大会
論文No: 199
グループ名: 【B】令和2年電気学会電力・エネルギー部門大会
発行日: 2020/08/28
タイトル(英語): Proposal of Inertial Control Method by State of Charge of Virtual Synchronous Generator for Storage Battery
著者名: 藤田哲平(福井大学),重信颯人(福井大学),伊藤雅一(福井大学),田岡久雄(大和大学),金尾則一(北陸電力),山田誠司(北陸電力)
著者名(英語): Teppei Fujita (Fukui University), Ryuto Shigenobu (Fukui University), Masakazu Ito (Fukui University), Hisao Taoka (Yamato University), Norikazu Knao (Hokuriku Electric Power Company), Seiji Yamada (Hokuriku Electric Power Company)
キーワード: 仮想同期発電機|蓄電池|仮想慣性|SOC|Virtual Synchronous Generator|Storage Battery|Virtual inertia|SOC
要約(日本語): 電力系統に多くのインバータ連系分散型電源を導入すると,慣性力,制振力,同期力が不足して系統が不安定になると懸念されている。その解決策として,仮想同期発電機(VSG)が提案されている。しかし,従来のVSG制御手法では,仮想慣性の値を任意に設定されており,必ずしも適切な慣性が与えられるとは限らない。したがって,本論文では,蓄電池を電源とする仮想同期発電機である蓄電池VSGの仮想慣性を,蓄電池の充電率(SOC)の状態により慣性を動的制御する方法を提案する。提案する手法は従来の慣性一定制御と比較され,系統内の負荷急変および同期発電機切断時のシミュレーションにより安定性が検証される。その結果,従来の制御手法に比べて周波数偏差,収束性が改善されていることが確認された。
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