ポリマー材料の長期信頼性評価に関する研究
ポリマー材料の長期信頼性評価に関する研究
カテゴリ: 部門大会
論文No: 263
グループ名: 【B】令和2年電気学会電力・エネルギー部門大会
発行日: 2020/08/28
タイトル(英語): Evaluation of Long-term Reliability of Polymer Material
著者名: 足立昂平(宮崎大学),三宅琢磨(宮崎大学),迫田達也(宮崎大学),中原洋一(九州電力)
著者名(英語): Kohei Adachi (University of Miyazaki), Takuma Miyake (University of Miyazaki), Tatsuya Sakoda (University of Miyazaki), yoichi Nakahara (Kyushu Electric Power)
キーワード: シリコーンゴム|電気的特性|撥水性|silicone rubber|electrical characteristic|hydrophobicity
要約(日本語): 電力機器の外皮材として絶縁性能と耐候性に優れ,軽量であるシリコーンゴム等のポリマー材料の適用が進んでいる。そのため,劣化機構の詳細な把握とともに,長期にわたる信頼性について明確にすることが求められている。本報では,沿岸地域を模擬した塩霧試験をポリマー材料であるシリコーンゴムの20年経過品,10年経過品,新品試料に対して72時間毎に合計20回実施し,試料表面の撥水性の回復特性に与える影響と電気的特性の変化について評価した。その結果,3つの試料の電気的特性に大きな差は確認されなかったが,回復に要する時間については顕著な差が見られた。撥水特性の面において今回行った条件での連続塩霧試験は試料に対し1回の実施で実環境における2年相当の劣化をさせているのではないかと考えられる。
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