配電線の末端柱付近雷撃時の避雷器焼損事故の検討
配電線の末端柱付近雷撃時の避雷器焼損事故の検討
カテゴリ: 部門大会
論文No: 309
グループ名: 【B】令和2年電気学会電力・エネルギー部門大会
発行日: 2020/08/28
タイトル(英語): A Study of Failure of Surge Arresters due to Lightning Strikes near Terminal pole of a Distribution Line
著者名: 藤田啓文(静岡大学),道下幸志(静岡大学),横山茂(静岡大学),金谷賢一(北陸電力),松浦進(北陸電力)
著者名(英語): Hirofumi Fujita (Shizuoka University), Koji Mitishita (Shizuoka University), Shigeru Yokoyama (Shizuoka University), Kenichi Kanatani (Hokuriku Electric Power Company), susumu Matsuura (Hokuriku Electric Power Company)
キーワード: 雷|避雷器|配電線|避雷器焼損|冬季雷|XTAP|lightning|surge arrester|distribution line|surge arrester burnout|winter lightning,|XTAP
要約(日本語): 冬季雷が発生する北陸電力では,配電線雷故障全体に占める避雷器焼損の割合が約4割と最も大きく,避雷器焼損事故防止が重要な課題である。これまでに全柱に避雷器が接続された線路においては,末端柱雷撃の方が非末端柱雷撃よりも避雷器焼損率が高いという報告がされているが,末端柱付近へ雷撃した際の避雷器焼損事故について検討された事例はない。そこで筆者らは末端柱付近へ雷撃した際の避雷器焼損事故の様相について検討した。その結果、末端柱付近への雷撃で,雷電流の波尾長が約300μs以下の場合,単一線路に雷撃した場合より避雷器焼損に至る最小雷電流波高値が高いという興味深い結果が得られた。また,避雷器焼損率は,末端柱から雷撃位置が離れると徐々に単一線路での焼損率に近づくことが確認された。
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