大気圧空気―絶縁油複合系における平等電界下の交流絶縁破壊特性

カテゴリ: 部門大会

論文No: 327

グループ名: 【B】令和2年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2020/08/28

タイトル(英語): AC Breakdown Characteristics in Atmospheric Air/Insulation Oil Composite System under Homogenous Electric Field Configuration

著者名: 濱田陽紀（三菱電機），吉田成是（三菱電機），芝田拓樹（三菱電機），西村亮岐（三菱電機），梅本貴弘（三菱電機）

著者名(英語): Haruki Hamada (Mitsubishi Electric), Shigeyoshi Yoshida (Mitsubishi Electric), Hiroki Shibata (Mitsubishi Electric), Ryoki Nishimura (Mitsubishi Electric), Takahiro Umemoto (Mitsubishi Electric)

キーワード: 油入変圧器|鉱物油|エステル油|空気―油複合絶縁系|絶縁破壊特性|oil-immersed transformer|mineral oil|ester oil|air-oil composite insulation system|breakdown characteristics

要約(日本語): 内圧の過度な上昇を防ぐために窒素と絶縁油を封入した変圧器がある。このような変圧器では，課電端子と接地電位である筐体天板の間は窒素と絶縁油という2種類の絶縁媒質からなる複合系となる。我々は，上述の構造を持つ変圧器の絶縁信頼性向上を最終的な目的として，平板電極間に大気圧空気と絶縁油を配置した電極系を構築し，平等電界中で絶縁破壊実験を実施した。その結果，同電極系での絶縁破壊電圧は，パッシェン則から予想した大気圧空気の放電電圧と良く一致した。つまり，空気―絶縁油複合系における平等電界下の絶縁破壊特性は，空気側のパッシェン則に従うことを明らかにした。

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