実機サイズGISスペーサへのε-FGM（誘電率傾斜機能材料）の適用

カテゴリ: 部門大会

論文No: 350

グループ名: 【B】令和2年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2020/08/28

タイトル(英語): Application of ε-FGM (Functionally Graded Materials) to Actual Size GIS Spacer

著者名: 宮崎勇作（名古屋大学），小島寛樹（名古屋大学），早川直樹（名古屋大学），加藤克巳（新居浜工業高等専門学校），匹田政幸（九州工業大学），大久保仁（愛知工業大学），渡辺桂司（ナガセケムテックス），岡本健次（富士電機），足立和郎（電力中央研究所）

著者名(英語): Yusaku Miyazaki (Nagoya University), Hiroki Kojima (Nagoya University), Naoki Hayakawa (Nagoya University), Katsumi Kato (National Institute of Tech, Niihama College), Masayuki Hikita (Kyushu Inst. of Tech), Hitoshi Okubo (Aichi Inst. of Tech), Keiji Watanabe (Nagase ChemteX Co., Ltd.), Kenji Okamoto (Fuji Electric Co., Ltd.), Kazuo Adachi (CRIEPI)

キーワード: 傾斜機能材料（FGM）|誘電率|電界制御|絶縁性能|ガス絶縁電力機器|スペーサ|functionally graded materials (FGM)|permittivity|electric field control|insulation performance|gas insulated power apparatus|spacer

要約(日本語): 筆者らは絶縁スペーサの電界制御によるガス絶縁開閉装置（GIS）のコンパクト化（直径30%，断面積50%）を目的とし，誘電率傾斜機能材料（ε-FGM）の適用と実用化に取り組んでいる．これまでに，ε-FGMの作製方法として可変配合注型法を提案し，245 kV級GISスペーサの1/4サイズのε-FGMスペーササンプルを作製・評価した今回，245 kV級GISスペーサの実機サイズのε-FGMスペーササンプルを作製・評価を行った．その結果，実験的検証において，SF6ガス圧0.4MPa-absにおけるε-FGMを適用したスペーササンプルの絶縁破壊電圧は，0.5MPa-absにおけるUniformスペーササンプルの絶縁破壊電圧と同等，またはそれ以上であったことから，絶縁破壊電圧の向上を検証した．

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