変電所鉛蓄電池における陽極のはく離現象の検討

カテゴリ: 部門大会

論文No: 356

グループ名: 【B】令和2年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2020/08/28

タイトル(英語): Study on peeling off positive electrode in stationary lead acid battery

著者名: 平野正義（中部電力），杉本敏文（中部電力）

著者名(英語): Masayoshi Hirano (Chubu Electric Power Co.,Inc.), Toshifumi Sugimoto (Chubu Electric Power Co.,Inc.)

キーワード: 据置鉛蓄電池|陽極はく離|リップル電流|AC重畳|ゼロクロス|Stationary lead acid battery|Peeling off positive electrode|Ripple current|A.C. superimposition|Zero cross

要約(日本語): 近年，経年8年程度の変電所設置CS形鉛蓄電池で，著しい陽極鉛部のはく離現象および端子電圧，比重が規定値を下回る異常セルを確認した。原因究明のため撤去蓄電池の分解調査を実施した結果，陽極鉛部で大きな形状のはく離物が認められた。また，現地調査により浮動充電時の交流成分の重畳および電流の向きが反転し正負を繰返す交番電流（ゼロクロス）を確認した。これらの結果を受けて変電所鉛蓄電池の実体調査を行った。本報では，変電所蓄電池設備および関係設備を対象に，撤去鉛蓄電池の調査，交流成分の調査を行った成果を報告する。

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