大容量PV装置が連系された長距離配電系統における逆潮可能電力―負荷連系考慮―

カテゴリ: 部門大会

論文No: 118

グループ名: 【B】令和3年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2021/08/12

タイトル(英語): Power Flow for High-Voltage Distribution System Connected with Photovoltaic Generation Facility and Load - Consideration of Load Connection -

著者名: 夏梅翔平（名古屋大学），横水康伸（名古屋大学），椿直也（名古屋大学），松村年郎（愛知工業大学），深江隆之（中部電力パワーグリッド），濱田康佑（中部電力パワーグリッド），水野佑哉（中部電力パワーグリッド），吉江学（中部電力パワーグリッド），岩月秀樹（中部電力），國井康幸（中部電力）

著者名(英語): Shohei Natsuume (Nagoya University), Yasunobu Yokomizu (Nagoya University), Naoya Tsubaki (Nagoya University), Toshiro Matsumura (Aichi Institute of Technology), Takayuki Fukae (Chubu Electric Power Grid Co., Inc.), Kosuke Hamada (Chubu Electric Power Grid Co., Inc.), Yuya Mizuno (Chubu Electric Power Grid Co., Inc.), Manabu Yoshie (Chubu Electric Power Grid Co., Inc.), Hideki Iwatsuki (Chubu Electric Power Co., Inc.), Yasuyuki Kunii (Chubu Electric Power Co., Inc.)

キーワード: 逆潮流|太陽光発電|配電系統|Reverse Power Flow|Photovoltaic Generation|Distribution System

要約(日本語): 長距離高圧配電線に，大容量の太陽光発電装置（PVS）が連系されるケースが増えている。しかし，PVSが予期せず，運転中に解列してしまうことがある。この原因として，PVSの発電電力が配電系統の逆潮可能電力を超えてしまうことが考えられる。逆潮可能電力Plimを数値計算によって算出することは可能であるが，理論式を用いた定量的な算出には至っていない。筆者らは，PlimやPVSの連系点電圧を配電線路特性，PVS特性，負荷特性の関数として表すことを目的としている。これまでに，PVS が2 地点に連系した配電系統について，連系点電圧をPVSの発電電力および力率などの関数として導出してきた。次段階として，PVSと負荷が各1地点に連系された系統に関して，連系点電圧を配電線路特性およびPVS特性などを変数とする数式で表し，次に逆潮可能電力を算出できることを示した。本報告では，その数式を述べるとともに，様々な負荷連系位置に対する逆潮可能電力の算出結果を示している。

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