LFC支援デマンドレスポンスにおける通信遅延時間の確率的変動が周波数安定化に及ぼす影響
LFC支援デマンドレスポンスにおける通信遅延時間の確率的変動が周波数安定化に及ぼす影響
カテゴリ: 部門大会
論文No: 123
グループ名: 【B】令和3年電気学会電力・エネルギー部門大会
発行日: 2021/08/12
タイトル(英語): Effects of Stochastic Communication Delay on Frequency Stability under Demand Response Supporting LFC
著者名: 堰合賢吾(東北大学),斎藤浩海(東北大学)
著者名(英語): Kengo Sekiai (Tohoku University), Hiroumi Saitoh (Tohoku University)
キーワード: 可制御負荷|周波数制御|離散時間制御|デマンドレスポンス|Controllable Load|Frequency Control|Discrete Time Control|Demand Response
要約(日本語): 電力系統の周波数安定性を向上させる方法としてDRが注目されている。その中でも,DRを高速なLFCに適応できないか検討されている。DRのLFCへの適応の問題として,通信遅延がある。通信遅延が大きくなると,制御制開始が遅れてしまうだけでなく,大きなむだ時間が意図せず入り,消費電力調整が振動的になり問題となる可能性がある。そこで,本稿では確率的に変動する通信遅延時間が広域の LFC 支援 DR に存在するときの周波数安定性へ及ぼす影響の基本的な検討を行った。通信遅延をパレート分布を用いてモデル化し,簡略な周波数制御系モデルを用いたシミュレーションにより分析した。需要家の負荷機器が分散しているときには,負荷機器ごとの遅延の変動の影響が小さくなることが分かった。
PDFファイルサイズ: 563 Kバイト
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