容量ベース領域分割法を用いた連系系統の需給解析

カテゴリ: 部門大会

論文No: 126

グループ名: 【B】令和3年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2021/08/12

タイトル(英語): Supply-demand Analysis of Interconnected-area Using Capacity-base Domain Decomposition Method

著者名: 柴﨑優斗（横浜国立大学），辻隆男（横浜国立大学）

著者名(英語): Yuto Shibasaki (Yokohama National University), Takao Tsuji (Yokohama National University)

キーワード: 需給解析|連系系統|線形計画|領域分割法|再生可能エネルギー|連系線|supply-demand analysis|interconnected-area|linear programming (LP)|domain decomposition method|renewable energy|interconnection line

要約(日本語): 対象系統が大きくなると，需給解析や起動停止計画を行う際に膨大な計算リソースが必要となる。本稿は，容量ベースの領域分割法を需給解析アルゴリズムに組み込むことで使用される計算リソースの低減を図ったものである。提案手法と従来手法を比較すると，5%ほどの解の劣化が見られたが，計算の並列化により約25%の計算高速化に成功した。また，計算実行時に使用するメモリの大きさも提案手法の方が小さいことを確認した。初期値や比較する容量の大きさによっては繰り返し回数が多くなってしまう可能性はあるが，適当な条件であれば提案手法が有利であると考える。

PDFファイルサイズ: 372 Kバイト