系統周波数低下時における風力発電の慣性応答の可能性評価

カテゴリ: 部門大会

論文No: 169

グループ名: 【B】令和3年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2021/08/12

タイトル(英語): Potential for inertial response from wind power plants during a frequency disturbance

著者名: 原田浩輔（愛知工業大学），七原俊也（愛知工業大学），雪田和人（愛知工業大学），松村年郎（愛知工業大学）

著者名(英語): Harada Kosuke (Aichi Institute of Technology), Nanahara Toshiya (Aichi Institute of Technology), Yukita Kazuto (Aichi Institute of Technology), Matsumura Toshiro (Aichi Institute of Technology)

キーワード: 再生可能エネルギー|風力発電|周波数制御|電力系統|慣性応答|renewable energy|wind power generator|frequency control|power system|inertial response

要約(日本語): 近年，資源の枯渇や地球温暖化への懸念から，電力系統へ再生可能エネルギーの導入量が増加している。これらの電源はインバータを介して電力系統へ接続されることが多く，インバータには周波数を一定に維持する能力である慣性がないため，これらの導入量が増加すると系統擾乱が発生したばあいには周波数変動が大きくなる恐れがある。しかし，風力発電には回転体があるため，系統擾乱時にはインバータを制御することで回転体に蓄積されていたエネルギーを放出し，人為的に慣性を具備できる可能性がある。そこで本論文では，風車の回転体に蓄積されているエネルギーに着目し，風力発電の慣性応答の可能性についてシミュレーションにより評価を行う。

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