簡易同期機モデル仮想発電機制御による大規模系統の過渡応答改善

カテゴリ: 部門大会

論文No: 215

グループ名: 【B】令和3年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2021/08/12

タイトル(英語): Improvement of Power System Transient Responses by Virtual Generator Control using Simple Synchronous Machine Model

著者名: 神野泰河（北見工業大学），ファラマルズ アシャリフ（北見工業大学），梅村敦史（北見工業大学），高橋理音（北見工業大学），田村淳二（北見工業大学）

著者名(英語): Taiga Kamino (Kitami Institute of Technology), Alsharif Faramarz (Kitami Institute of Technology), Atushi Umemura (Kitami Institute of Technology), Rion Takahasi (Kitami Institute of Technology), Junji Tamura (Kitami Institute of Technology)

キーワード: 簡易同期機モデル|仮想同期発電機制御|蓄電池|系統周波数|Simple Synchronous Machine Model|VSG(Virtual Synchronous Generator)Control|Battery|System Frequency

要約(日本語): 近年，地球環境問題の対策としてエネルギー由来を化石燃料から環境負荷の小さい再生可能エネルギーへ移行していく動きがみられており，それに伴いインバータ主体の電力系統になっていくことが予想される。電力系統の同期発電機が相対的に減っていくと電力系統に対して同期発電機が持っている慣性力が減っていき，電力系統の安定度が低下してしまう。そうなると系統事故が起きた際に過渡応答が悪化する場合がある。本稿では，大規模系統に簡易同期機モデルを用いた仮想同期発電機（VSG: Virtual Synchronous Generator）制御を適用した蓄電池システムを設置し，VSG制御による系統事故時の周波数変動抑制効果を示す。

PDFファイルサイズ: 536 Kバイト