実規模XLPEケーブルの空間電荷計測における補正用参照波形の測定方法と測定電界に関する検討

カテゴリ: 部門大会

論文No: 251

グループ名: 【B】令和3年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2021/08/12

タイトル(英語): Study on Measurement Method and Electric Field of Reference Waveforms for Space Charge Measurement of Full-size XLPE Cables

著者名: 森田翔亮（電力中央研究所），Zahra Shafira（豊橋技術科学大学），布施則一（電力中央研究所），高橋俊裕（電力中央研究所），穂積直裕（豊橋技術科学大学）

著者名(英語): Shosuke Morita (Central Research Institute of Electric Power Industry), Zahra Shafira (Toyohashi University of Technology), Norikazu Fuse (Central Research Institute of Electric Power Industry), Toshihiro Takahashi (Central Research Institute of Electric Power Industry), Naohiro Hozumi (Toyohashi University of Technology)

キーワード: 空間電荷計測|パルス静電応力法|実規模ケーブル|信号補正処理|Space charge measurement|Pulsed-electro acoustic (PEA) method|Full-size cable|Signal correction

要約(日本語): 長距離海底直流送電や再生可能エネルギーの導入に伴い，超高圧直流XLPEケーブルの適用が拡大している。XLPEケーブルは直流電界下における空間電荷蓄積が古くから問題視されている一方，絶縁厚の厚い実規模ケーブルの空間電荷特性は未だに未解明な部分が多い。我々はこれまで，実規模ケーブル絶縁体の空間電荷を常温と高温（導体90 ℃，常時許容温度に相当）で，直接的に測定する技術開発のために検討を進めてきた。本研究では，275 kV級XLPEケーブルを用いて，測定波形の補正に用いる参照波形の取得方法とその測定電界に関して検討した。その結果，高温条件では参照波形の精度が，参照波形測定電界を大きさに伴い著しく低下することがわかった。

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