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69kVブッシング冠雪耐電圧試験

69kVブッシング冠雪耐電圧試験

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カテゴリ: 部門大会

論文No: 276

グループ名: 【B】令和3年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2021/08/12

タイトル(英語): Withstand Voltage Test Results of 69 kV Bushing Covered with Snow

著者名: 杉山竜麻(日本ガイシ),酒井啓資(日本ガイシ),田中直樹(日本ガイシ)

著者名(英語): Ryoma Sugiyama (NGK Insulators), Hiroshi Sakai (NGK Insulators), Naoki Tanaka (NGK Insulators)

キーワード: がいし|ブッシング|冠雪耐電圧|Insulators|Bushing|Withstand voltage covered with snow

要約(日本語): 主に送電線がいし連において取得された各種着氷雪試験結果から,雪の導電率や冠雪率等と耐電圧の関係が明らかにされ絶縁設計されている。しかし,変電所等で使用されるブッシングの冠雪耐電圧特性は,試験データが明確になっておらず,コンパクト機器を当該地域に適用するには,冠雪耐電圧試験データの蓄積が必要である。これまでに287.5kV変圧器用ポリマーブッシング及びコンパクト磁器ブッシングの有効長があれば豪雪地帯3mに適用可能であることを確認してきた。供試品の気中表面に所定有効長の範囲で全冠雪させた。その後,塩水を噴霧し雪の導電率調整を実施し1線地絡時健全相電圧の69 kVを印加。漏れ電流を測定しながら,5分間耐圧の有無を確認した。試験の結果,有効長765 mmでは磁器ブッシング,ポリマーがい管とも69 kVに耐電圧せず有意差は認められなかった。徐々に融雪し,部分落雪しながら空隙が形成され気中放電を始めるが,落雪の仕方により気中放電が継続し閃絡に至る場合と放電が停止し耐電圧する場合が観察された。尚,部分冠雪でも気中放電が開始すれば閃絡リスクが高まるため,課電側空隙の放電特性について調査した。冠雪高さは500 mm及び750 mmとし空隙はシールドリング高さで調整し,空隙寸法毎に閃絡電圧を測定した。最低包絡値から対地電圧(40 kV)では120 mm以上,一線地絡時健全相電圧(69 kV)では160 mm以上の空隙があれば放電しないことが確認された。冠雪高さによる大きな差異は確認されなかった。試験の結果,耐電圧は78 kV/m(融雪水導電率200 μS/cm)となり,66H号(有効長1100 mm)より,215 mm短いC77H号(有効長885 mm)であれば,69 kVブッシングとして適用可能であることが確認できた。今後,実製品を使用した冠雪耐電圧試験データを蓄積し,合理化提案を行う予定である。

PDFファイルサイズ: 444 Kバイト

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