加速度・磁気センサを用いた変圧器監視装置の基礎検討

カテゴリ: 部門大会

論文No: 286

グループ名: 【B】令和3年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2021/08/12

タイトル(英語): Preliminary Study of Transformer Monitoring System using Acceleration and Magnetic Sensors

著者名: 市村智（日立製作所），竹中裕亮（日立製作所），山岸明（日立製作所），小木瑞（日立製作所），山口耕平（日立製作所）

著者名(英語): Satoshi Ichimura (Hitachi Ltd. Research & Development Group), Yusuke Takenaka (Hitachi Ltd. Research & Development Group), Akira Yamagishi (Hitachi Ltd. Transmission & Distribution Systems Division), Mizuki Ogi (Hitachi Ltd. Transmission & Distribution Systems Division), Kohei Yamaguchi (Hitachi Ltd. Transmission & Distribution Systems Division)

キーワード: 変圧器|振動|監視|加速度センサ|磁気センサ|transformer|vibration|monitoring|acceleration sensor|magnetic sensor

要約(日本語): 変圧器では高経年機器の増加に伴い，常時監視による予兆診断への要求が高まっている。常時監視型の油中ガス分析は導入コストが高いという課題がある。そこで安価な汎用センサと無線通信を使用し，後付けが可能な常時監視装置を開発中である。今回，三相80kVA変圧器に対し，内部の鉄心支持構造を改造して異常を模擬，印加電圧を定格の84%から105%まで変えて励磁試験を実施し，改造前後でのタンク外部の加速度と磁場の時間波形を測定した。加速度波形をFFT解析し，3次成分までの振幅，位相情報を用いることで，内部異常を識別可能なことを確認した。また，磁気センサにより励磁電流を検出できることを確認した。

PDFファイルサイズ: 957 Kバイト