同期機の同期化力を用いたインバータ電源による高速な周波数応答制御の提案
同期機の同期化力を用いたインバータ電源による高速な周波数応答制御の提案
カテゴリ: 部門大会
論文No: 109
グループ名: 【B】令和4年電気学会電力・エネルギー部門大会
発行日: 2022/08/26
タイトル(英語): Proposal of Fast Frequency Response Control using Synchronization Power of Synchronous Machines by Inverter-based Resources
著者名: 平川遼太郎(電力中央研究所),白崎圭亮(電力中央研究所)
著者名(英語): Ryotaro Hirakawa (Central Research Institute of Electric Power Industry), Keisuke Shirasaki (Central Research Institute of Electric Power Industry)
キーワード: 再生可能エネルギー|周波数変化率|同期化力|高速周波数応答|Renewable Energy|Rate of Change of Frequency|Synchronization Power|Fast Frequency Response
要約(日本語): 電力系統における慣性・同期化力の減少に伴い,電源脱落時等において周波数変化率が増大する恐れがある。このような背景から,インバータ電源の高速な周波数応答により,電力系統に有効電力を供給することが求められる場合がある。本稿では,インバータ電源の近隣に連系されている同期機の瞬間的な有効電力の変動を捉え,インバータ電源の高速な周波数応答のトリガとして用いる制御を提案する。有効電力は,周波数やその変化率と比較して計測ノイズが少なく,より高速に検出可能なことから,提案制御は,従来の周波数の検出を必要とする制御よりも高速な周波数応答が期待できる。Y法シミュレーションにより,提案制御が電源脱落直後における周波数変化率の抑制に貢献することを確認した。
PDFファイルサイズ: 368 Kバイト
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