複数故障を考慮した多目的TSCOPFの高速化に関する研究

カテゴリ: 部門大会

論文No: 194

グループ名: 【B】令和4年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2022/08/26

タイトル(英語): A Study on Speeding up of Multi-objective Transient Stability Constrained Optimal Power Flow Considering with Multiple Contingencies

著者名: 黒川大輝（広島大学），久保川淳司（広島工業大学），餘利野直人（呉工業高等専門学校），造賀芳文（広島大学），佐々木豊（広島大学）

著者名(英語): Daiki Kurokawa (Hiroshima University), Junji Kubokawa (Hiroshima Institute of Technology), Naoto Yorino (National Institute of Technology, Kure College), Yoshifumi Zoka (Hiroshima University), Yutaka Sasaki (Hiroshima University)

キーワード: 最適潮流計算|内点法|縮小空間法|多目的最適化|Optimal Power Flow|Interior Point Method|Reduced-Space Technique|Multi-objective Optimization

要約(日本語): 内点法と数値離散化法の組み合わせは最適潮流計算を解くために広く利用されている。しかし, 実規模の電力系統の場合は大きな非線形計画問題であり, 計算時間が長くなる問題がある。縮小空間法は大規模な非線形計画問題の内点法へ適用され, 計算時間の短縮が行われている。本研究室では, これまで単一故障の最適潮流計算に対して, 計算負荷を取り除く方法として縮小空間法を用いることで計算時間の高速化を行った。本研究では, 複数故障を考慮した最適潮流計算に対して縮小空間法を適用した。故障数が増えることで行列の次元が大きくなるため, 単一故障よりも複数故障で更なる高速化が期待できる。

PDFファイルサイズ: 363 Kバイト