実運用における調相設備を考慮した電圧監視制御

カテゴリ: 部門大会

論文No: 237

グループ名: 【B】令和4年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2022/08/26

タイトル(英語): A Voltage Control and Monitoring Method for Actual System Operations

著者名: 野田智暉（広島大学），河野直生（広島大学），餘利野直人（広島大学／呉工業高等専門学校），佐々木豊（広島大学），造賀芳文（広島大学），保田創（中国電力ネットワーク）

著者名(英語): Tomoki Noda (Hiroshima University), Naoki Kono (Hiroshima University), Naoto Yorino (National Institute of Technology (KOSEN), Kure College), Yutaka Sasaki (Hiroshima University), Yoshifumi Zoka (Hiroshima University), Hajime Yasuda (Chugoku Electric Power Transmission & Distribution Co., Inc.)

キーワード: 電力系統|電圧安定性|調相設備|監視制御|最適化|Power System|Voltage Stability|Reactive Power Resources|Monitoring and Control|Optimization

要約(日本語): 再エネ大量導入に対する，電力系統の供給信頼度維持は，喫緊の重要な課題である。電圧安定性に関しては，系統運用で想定される時間断面ごとの運用状態に対して電圧制約逸脱に関する事前検討が重要であり，再エネや電力需要の変化に対する監視制御について多大な労力を伴う。このため，効率的かつ経済的な安定性解析手法が望まれる。著者らはこれまでに，連続潮流計算を用いて，発電機の無効電力調整機能や電圧制御機器(変圧器タップ，進相コンデンサ(SC)や分路リアクトル(ShR))の最適配分制御を電圧安定限界点まで繰り返し実施し安定性解析を行う新しい計算法を開発してきた。しかし，提案法では上記の電圧制御機器群の導入量および制御変化幅は均一として理想的な条件を想定していた。本稿では，実運用への適用を見据え，容量・変化幅の異なる調相設備群に対する提案法の機能改良を行い，Ward-Hale 6-bus Systemでの機能検証を実施した。

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