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同期調相機の慣性を活用した過渡安定度向上の基本的検討

同期調相機の慣性を活用した過渡安定度向上の基本的検討

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カテゴリ: 部門大会

論文No: 243

グループ名: 【B】令和4年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2022/08/26

タイトル(英語): A Basic Study on Improvement of Transient Stability by Utilizing Inertia of Synchronous Condensers

著者名: 柳澤一輝(東北大学),斎藤浩海(東北大学)

著者名(英語): Kazuki Yanagisawa (Tohoku University), Hiroumi Saitoh (Tohoku University)

キーワード: 同期調相機|過渡安定度|慣性|Synchronous Condenser|Transient Stability|Inertia

要約(日本語): 今後、CO2排出量削減などの観点から再生可能エネルギー電源が増加し、それに伴い火力発電などの同期発電機の減少が危惧されている。同期発電機には、電圧の維持と慣性を持ち事故時の加速エネルギーを吸収するという2つの役割があるため、同期発電機の代替が必要である。一方、電圧を調整する装置として調相設備が用いられている。調相設備には電力用コンデンサや静止型無効電力補償装置(SVC)などがある。しかし、これらは回転体ではないため、慣性を持たない。 本稿では、電圧調整のために使われる同期調相機が回転体の慣性を持つことに着目し、過渡安定度の向上にどの程度貢献でき得るかの基本的検討の結果を報告する。 SC設置時はC設置時よりもG1加速エネルギーが減少したことから、SCの持つ慣性が過渡安定度を向上させたということが分かった。しかし、SCは電圧を上げ、同期化力を強化することができるため、同期化力により過渡安定度が向上した可能性も考えられる。慣性による過渡安定度の向上と同期化力による過渡安定度の向上を分割して評価することができるかどうか考えていきたい。また、多機系統で過渡安定度を向上させるための同期調相機の運用方法を考えていきたい。

PDFファイルサイズ: 673 Kバイト

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