菜種油入変圧器の開発について

カテゴリ: 部門大会

論文No: 331

グループ名: 【B】令和4年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2022/08/26

タイトル(英語): Development of Transformer Impregnated with Rapeseed oil as Electrical Insulating fluids

著者名: 東海昌司（ダイヘン），武田学（ダイヘン），菅生圭登（関西電力送配電），羽柴靖人（関西電力送配電），武田康一（関西電力送配電），西川精一（かんでんエンジニアリング），山越正徳（かんでんエンジニアリング），辻真名美（かんでんエンジニアリング），山中功（かんでんエンジニアリング）

著者名(英語): Tokai Masashi (DAIHEN Corporation.), Takeda Manabu (DAIHEN Corporation.), Sugo Keito (Kansai Transmission and Distribution, Inc.), Hashiba Yasuhito (Kansai Transmission and Distribution, Inc.), Taketa Koichi (Kansai Transmission and Distribution, Inc.), Nishikawa Seiichi (Kanden Engineering Corporation.), Yamakoshi Masanori (Kanden Engineering Corporation.), Tsuji Manami (Kanden Engineering Corporation.), Yamanaka Isao (Kanden Engineering Corporation.)

キーワード: 菜種油|変圧器|rapeseed oil|tranformer

要約(日本語): 変圧器に使用される絶縁油のほとんどは石油由来の鉱油であるが、環境負荷低減や二酸化炭素排出量削減への対応から、近年では、植物由来の絶縁油に関する研究や実用化検討が盛んに行われており、米国や欧州を中心に環境性や難燃性が評価され植物油入変圧器の普及が進んでいる。一方で、日本では植物油入変圧器はコストが割高であることから、普及が進まないという課題を抱えていた。そこで、運転温度の格上げによるコスト低減の検討や菜種油仕様の負荷時タップ切換器の開発を実施し、絶縁油として良好な特性を持つ菜種油の特長を活かした菜種油入変圧器を開発した。今後は菜種油入変圧器のさらなる普及のために、保守管理基準を構築していく。

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