周波数応答解析によるシャントリアクトル内部分放電源の同定

カテゴリ: 部門大会

論文No: 334

グループ名: 【B】令和4年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2022/08/26

タイトル(英語): Identification of Partial Discharge Source in Shunt Reactor by Frequency Response Analysis

著者名: 宮嵜悟（電力中央研究所），倉石隆志（電力中央研究所）

著者名(英語): Satoru Miyazaki (Central Research Institute of Electric Power Industry), Takashi Kuraishi (Central Research Institute of Electric Power Industry)

キーワード: シャントリアクトル|周波数応答解析|異常診断|部分放電|Shunt reactor|Frequency Response Analysis|Fauld diagnosis|Partial discharge

要約(日本語): 油中ガス分析で部分放電発生が疑われたシャントリアクトルに周波数応答解析（FRA）を適用した。その結果，過去に鉄心コアブロックが破断し部分放電が発生していた同一設計器と伝達関数の変化様相が一致しており，当該シャントリアクトルでも同様に部分放電源は鉄心部と同定された。別途実施した部分放電測定でも，部分放電パターンから部分放電源は鉄心部と同定されている。当該シャントリアクトルは，部分放電発生源が巻線部であれば緊急の対応が必要と判断して運用を停止し経年44年で更新する計画だったが，以上の結果を受け，今後2年程度継続運転し経年46年時点で更新することとなり，診断により更新時期の2年延伸という便益が得られた。

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