FR3入変圧器巻線コイル間モデルの高温絶縁特性

カテゴリ: 部門大会

論文No: 335

グループ名: 【B】令和4年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2022/08/26

タイトル(英語): Higher-temperture insulation properties in seetion-to-seetion model of transformer winding with FR3

著者名: 王一凝（金沢工業大学），藤田凌（金沢工業大学），山根木貫介（金沢工業大学），宮城克徳（金沢工業大学），花岡良一（金沢工業大学），伊藤泰久（明電舎），脇本聖（明電舎）

著者名(英語): Inin Ou (Kanazawa Institute of Technology), Ryo Fujita (Kanazawa Institute of Technology), Kansuke Yamaneki (Kanazawa Institute of Technology), Katsunori Miyagi (Kanazawa Institute of Technology), RyHanaoka Hanaoka (Kanazawa Institute of Technology), Yasuhisa Ito (Meidensha corporation), Kiyoshi Wakimoto (Meidensha corporation)

キーワード: 変圧器巻線|エステル系絶縁油|動粘度|雷インパルス電圧|高温絶縁|Transformer winding|Ester oil|Kinematic viscosity|Lightning impulse voltage|High-temperature insulation

要約(日本語): 代表的な天然エステルとしてFR3（Cargill社）の雷インパルス破壊強度に及ぼす動粘度の影響について，変圧器巻線コイル間モデルを用いて調査した。ここではFR3の化学組成に影響を及ぼさない油温度に設定し，FR3の動粘度を変化（1：4程度）させた。その結果，(１)負極性標準雷インパルス印加時において，油温度による動粘度変化が及ぼす絶縁破壊強度への影響は認められない。ただし，高温油（低動粘度）において，絶縁破壊データ間のバラツキが少なくなる。(２)標準波形よりも波尾長が短くなると，絶縁破壊強度が向上するV-t特性を確認した。また，動粘度の違いによるV-t特性の顕著な影響は認められない。等の知見を得た。

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