細隙空間における平行導体間アークの観測

カテゴリ: 部門大会

論文No: 354

グループ名: 【B】令和4年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2022/08/26

タイトル(英語): Arc motion and velocity observations between lateralley enclosed parallel arc runners

著者名: 今井康太（大阪電気通信大学），永井裕司（大阪電気通信大学），月間満（大阪電気通信大学）

著者名(英語): Kota Imai (Osaka Electro-Communication University), Yuji Nagai (Osaka Electro-Communication University), Mitsuru Tsukima (Osaka Electro-Communication University)

キーワード: アーク走行|アーク形態|高速度カメラ|arc motion|arc shape|high-speed camera

要約(日本語): 2本の平行導体間に発生したアークが走行する現象は、電力機器などの内部アークの特性として知られているだけでなく、気中遮断器や高速電磁駆動などでは積極的に利用されている技術であり、絶縁側壁で挟まれた細隙空間内における平行導体間アークの走行性能が重要となる場合が多い。そこで今回、細隙空間内における平行導体間アークの走行現象について、高速度カメラによる観測を実施した。その結果、アークに伴って発生する圧力波が電磁駆動力を阻害するような結果が得られた。また、片側の開口部を塞ぐことによって圧力を高め、アーク駆動力を増強できることを確認した。その結果、アーク走行速度は3倍以上に高められることがわかった。

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