レーザーアブレーション型トリガギャップの開発
レーザーアブレーション型トリガギャップの開発
カテゴリ: 部門大会
論文No: 364
グループ名: 【B】令和4年電気学会電力・エネルギー部門大会
発行日: 2022/08/26
タイトル(英語): Development of laser ablation trigger gap
著者名: 蓬田亮(東京工科大学),春原岬(東京工科大学),新海健(東京工科大学)
著者名(英語): Ryo Yomogita (Tokyo University of Technology), Misaki Haruhara (Tokyo University of Technology), Takeshi Shinkai (Tokyo University of Technology)
キーワード: プラズマ|レーザー|トリガギャップ|Plasma|Laser|Trigger gap
要約(日本語): 気中で、ブレークダウンプラズマではなく金属アブレーションプラズマを用いることでより小さいレーザーパワーで絶縁破壊を行うための実験を行っている。気中レーザートリガギャップの実験では、絶縁破壊をコントロール可能なレーザーエネルギーの閾値は、ブレークダウン型の場合175mJであり、アブレーション型の場合は、50mJであった。アブレーション型の方が小型・低エネルギーのレーザーで構成可能と思われる。レーザー誘起プラズマは、低圧力で電子温度が高くなる傾向が見られた。100kPa,50kPaの時19000Kになり、9kPaの時32000Kとなった。これらの結果から、50kPa以上はLTE、9kPaは非平衡性が強い状態と予想される。また、発光領域のサイズを比較したところ銅板を用いたレーザーアブレーションプラズマは、同じパワーであっても、銅板を用いないレーザーブレークダウンプラズマに比べ、約60%大きいことがわかった。各条件でトリガ特性の実験を行い、トリガギャップの構成を検討する予定である。
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