耐雷ホーンのギャップ長が配電線路の多相フラッシオーバ発生率に及ぼす影響に関する検討
耐雷ホーンのギャップ長が配電線路の多相フラッシオーバ発生率に及ぼす影響に関する検討
カテゴリ: 部門大会
論文No: 373
グループ名: 【B】令和4年電気学会電力・エネルギー部門大会
発行日: 2022/08/26
タイトル(英語): Influence of the Gap Length of Arcing Horn with ZnO Elements on the Direct Lightning Flashover Rate to the Distribution Lines
著者名: 河野丈治(電力中央研究所),山口宜大(電力中央研究所),森亮太(電力中央研究所),石本和之(電力中央研究所),新井伸隆(中国電力ネットワーク)
著者名(英語): Joji Kawano (CRIEPI), Nobuhiro Yamaguchi (CRIEPI), Ryota Mori (CRIEPI), Kazuyuki Ishimoto (CRIEPI), Nobutaka Arai (Chugoku Electric Power Transmission & Distribution Company)
キーワード: 配電線|耐雷ホーン|ギャップ長|耐雷性能|直撃雷|distribution lines|arching horn|gap length|lightning performance|direct lightning
要約(日本語): 耐雷ホーンは減流素子,リング型電極,放電電極により構成されているが,そのギャップ長は配電線の縁回し線や施工によって変化する。このような場合,耐雷ホーンの放電開始電圧にばらつきが生じることが想定されるが,これが雷保護効果に与える影響についての評価は十分でない。また,既に導入が進む避雷器と比較して耐雷ホーンは動作開始電圧が高く,線路保護効果にどの程度の差異があるか明らかにすることが重要となっている。このため,本研究では,先ず,電力中央研究所の塩原実験場の試験配電線を用いて,実際の装柱状態におけるギャップ長毎の放電開始電圧の時間特性(V-t 特性)を取得した。次に,実験結果から得られた耐雷ホーンのギャップ長毎の動作電圧をもとに,耐雷ホーンを隔柱に施設した時の多相フラッシオーバ(以下F.O.)発生確率を計算した。あわせて,耐雷ホーンの代わりに避雷器を施設した状態の多相F.O.についても計算し,耐雷ホーンと比較したため結果を報告する。
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