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需要家の停電価値を考慮した供給信頼度の経済的な決定方法の検討

需要家の停電価値を考慮した供給信頼度の経済的な決定方法の検討

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カテゴリ: 部門大会

論文No: 21

グループ名: 【B】令和5年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2023/08/23

タイトル(英語): Supply reliability evaluation considering Value of Lost Load derived from customers' perspectives

著者名: 橋本篤樹(東京電力ホールディングス),五十川大也(大阪公立大学),大橋弘(東京大学),野田昇吾(東京電力ホールディングス),山下武健志(東京電力ホールディングス),木畑英記(東京電力ホールディングス),穴井徳成(東京電力ホールディングス)

著者名(英語): Atsuki Hashimoto (Tokyo Electric Power Company Holdings), Daiya Isogawa (Osaka Metropolitan University), Hiroshi Ohashi (The University of Tokyo), Shogo Noda (Tokyo Electric Power Company Holdings), Takeshi Yamashita (Tokyo Electric Power Company Holdings), Hideki Kibata (Tokyo Electric Power Company Holdings), Tokunari Anai (Tokyo Electric Power Company Holdings)

キーワード: 容量市場|供給信頼度|停電価値(VoLL)|顕示選好法|capacity market|supply reliability|Value of Lost Load(VoLL)|revealed preference method

要約(日本語): 電力市場で取引される需要側資源、いわゆるDRは、需要を増減させることで、供給力やエネルギー等の価値を提供しその対価を支払うものである。需要家毎にDRの価値が異なることを踏まえると、供給信頼度の考え方においても、供給側だけでなく需要家側の電気の価値(VoLL)も踏まえた経済的な供給力調達と需要家毎の供給信頼度を確保することがより現実に即している。本論文では、先行研究と異なるアプローチとして、需要家の電力利用の実データからVoLLを推定する顕示選好法により12の業種別VoLLを定量化することができ、VoLLの推定値も業種別に約100~12,500円/kWhと幅があることが分かった。そして、この需要家側の視点で算出したVoLLを用い、連系線制約を考慮した供給力の調達量と需要家毎の供給信頼度を経済的に決定する手法を提案した。需要家毎に供給信頼度が異なることを認識することは、需要家の主体的な供給信頼度確保の行動を促すだけでない。安定供給の考え方を、供給側のみの視点から需給双方の視点へとパラダイムシフトさせる点でも有用である。本論文を契機に、将来の安定供給やそれを実現するプラットフォームのあり方について更なる研究や政策議論が求められるだろう。

PDFファイルサイズ: 1,360 Kバイト

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