EV充電調整による需給調整力のリバウンド需要を考慮した評価

カテゴリ: 部門大会

論文No: 155

グループ名: 【B】令和5年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2023/08/23

タイトル(英語): Evaluation of Supply-Demand Balancing Capability of EVs Considering Rebound Demand

著者名: 荒子雅仁（北海道大学），原亮一（北海道大学），北裕幸（北海道大学）

著者名(英語): Masato Arako (Hokkaido University), Ryouichi Hara (Hokkaido University), Hiroyuki Kita (Hokkaido University)

キーワード: 需給調整力|発電機起動停止計画|電気自動車|Supply-Demand Balancing Capability|Unit Commitment|Electric Vehicle

要約(日本語): 現在，我が国では上げ調整力の提供元として需要側の柔軟性が検討されており， EVの充電抑制が上げ調整力の実現方法の一つとして考えられる。しかし，EVを調整力資源として活用する場合は，調整力活用後に，抑制していた充電が一斉に再開され電力需要が急増する状況も想定される。本研究で著者らは，この事後の需要急増をリバウンド需要と呼び，EVのリバウンド需要を考慮した発電機起動停止計画（UC）を解くことで，リバウンドが起きたときに調整力としての実力がどのように変化するかを観察した。その結果，EVの調整力資源としての有用性は，リバウンド需要を考慮すると，想定されているよりも低いことが検証された。

PDFファイルサイズ: 534 Kバイト