雷放電路の傾斜・屈曲を考慮した配電線直撃雷サージ解析

カテゴリ: 部門大会

論文No: 239

グループ名: 【B】令和5年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2023/08/23

タイトル(英語): Direct Lightning Surge Analysis of Distribution Lines Considering an Inclined/Bent Lightning Channel

著者名: 山中章文（電力中央研究所），石本和之（電力中央研究所），立松明芳（電力中央研究所）

著者名(英語): Akifumi Yamanaka (Central Research Institute of Electric Power Industry), Kazuyuki Ishimoto (Central Research Institute of Electric Power Industry), Akiyoshi Tatematsu (Central Research Institute of Electric Power Industry)

キーワード: 直撃雷|高圧配電線|雷電磁パルス|瞬時値解析|FDTD法|傾斜・屈曲雷放電路|Direct lightning strike|Medium voltage distribution line|LEMP|EMT analysis|FDTD method|Inclined/bent lightning channel

要約(日本語): 高圧配電線における雷事故は，わが国では主に直撃雷により発生する。最近，配電線直撃雷においても，雷電磁パルス(LEMP)による誘導電圧が，がいし間電圧に大なる影響を与えることが明らかとされ，LEMPの影響を瞬時値解析において考慮し得る解析法の開発が進められている。本稿では，配電線直撃雷の瞬時値解析において，傾斜・屈曲した雷放電路の影響を考慮する手法を示すと共に，同手法とFinite difference time domain (FDTD)法とで傾斜・屈曲した雷放電路を考慮した雷サージ解析を実施した結果を示す。例えば雷放電路が着雷点から線路に直交あるいは沿う方向へ傾斜した後屈曲し，上方へ進展する条件では，雷放電路が垂直な場合と比べ，がいし間電圧は±15%程度変化する。

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