誘導結合型熱プラズマによる絶縁ガスの高温化と高温CO2ガスの絶縁破壊電圧測定

カテゴリ: 部門大会

論文No: 259

グループ名: 【B】令和5年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2023/08/23

タイトル(英語): Generation of Hot Insulation Gas by Inductively Coupled Thermal Plasma and Measurement of Breakdown Voltage of Heated CO2 Gas

著者名: 石之腰昂弥（金沢大学），岡野里桜（金沢大学），中野裕介（金沢大学），田中康規（金沢大学），石島達夫（金沢大学）

著者名(英語): Ishinokoshi Koya (Kanazawa University), Okano Rio (Kanazawa University), Nakano Yusuke (Kanazawa University), Tanaka Yasunori (Kanazawa University), Ishijima Tatsuo (Kanazawa University)

キーワード: 高温ガス|絶縁破壊|ガス遮断器|誘導熱プラズマ|二酸化炭素|Hot gas|Breakdown voltage|Gas circuit breaker|Inductively thermal plasma|Carbon dioxide

要約(日本語): 電力用ガス遮断器の交流電流遮断時において，電流零点後の電極間には過度回復電圧が印加され，残留した高温ガスを介した絶縁破壊が生じる可能性がある．そのため高温絶縁ガスの絶縁特性を明らかにすることは，電流遮断現象把握のために重要である．これまでに，高温ガスの臨界電界に対して数値解析的検討は多く行われているが，3000 K以上の高温ガス環境を模擬した実験的基礎検討は少ない．本報告では，実験的に高温ガスの電気絶縁特性を評価するため，誘導熱プラズマにより高温Ar/CO2ガスを生成し，CO2ガス流量変更時の絶縁破壊電圧を検討した．高温環境下において絶縁破壊電圧は低下した．これはガス温度の上昇により，CO2の一部が解離および電離したためである．

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