環境配慮型の変圧器用絶縁油の燃焼性評価

カテゴリ: 部門大会

論文No: 267

グループ名: 【B】令和5年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2023/08/23

タイトル(英語): Experimental Study on Flammability Evaluation of Natural Insulating Oil for Transformers

著者名: 上矢恭子（公立諏訪東京理科大学），齋藤悠稀（公立諏訪東京理科大学），野田啓友（公立諏訪東京理科大学），本間大成（電力中央研究所），三坂英樹（電力中央研究所），宮嵜悟（電力中央研究所）

著者名(英語): Kyoko Kamiya (Suwa University of Science), saito Yuki (Suwa University of Science), Keito Noda (Suwa University of Science), Honma Taisei (Central Research Institute of Electric Power Industry), Misaka Hideki (Central Research Institute of Electric Power Industry), Miyazaki Satoru (Central Research Institute of Electric Power Industry)

キーワード: 電力用変圧器|絶縁油|植物油|発熱性試験|Power Transformer|Insulating oil|Natural ester|Reaction to fire tests

要約(日本語): カーボンニュートラル実現の要請から、植物油を使用した変圧器の導入・検討が進められている。植物油の使用による規制緩和を進めるためには、絶縁油に関する燃焼性試験を行う必要がある。変圧器用絶縁油5種類に対して，発熱性試験を行った結果，パームヤシ脂肪酸エステル油，合成エステル油，菜種油，大豆油は，鉱油に比べて，着火性等の全ての項目において，優れていることが分かった。各種絶縁油の単位重量当たりの発熱量には大差がなかったが，着火性，発煙性には大きな差があることが分かった。発熱性試験により，着火性，発熱性，発煙性等から，総合的に火災安全性を検討することが可能となる。

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