変圧器のFRA診断を想定した電磁界モデル―安定巻線を想定した三重巻線モデルに対する伝達関数の測定と解析―
変圧器のFRA診断を想定した電磁界モデル―安定巻線を想定した三重巻線モデルに対する伝達関数の測定と解析―
カテゴリ: 部門大会
論文No: 268
グループ名: 【B】令和5年電気学会電力・エネルギー部門大会
発行日: 2023/08/23
タイトル(英語): Study on Electromagnetic Model Assuming FRA Diagnosis for Transformer - Transfer Function Measurement and Analysis for Three Windings Model Simulating Stabilizing Winding -
著者名: 松本悠真(東北大学),八島政史(東北大学)
著者名(英語): Yuma Matsumoto (Tohoku University), Masafumi Yashima (Tohoku University)
キーワード: 電力用変圧器|巻線|周波数応答解析|診断|power transformer|winding|frequency response analysis|diagnosis
要約(日本語): 電力用変圧器の内部の巻線異常を外部から検出する方法として,周波数応答解析(FRA:Frequency Response Analysis)が注目されている。一部の三相変圧器に含まれる安定巻線は外部につながる端子はなく,引き出し端子のある高圧巻線や低圧巻線にFRA診断を適用し,安定巻線の異常診断ができれば有用である。そこで本稿では安定巻線を想定した三重巻線モデルを作成し,実測ならびに解析によって伝達関数を取得した。実測結果と解析結果は類似した傾向が得られたが,解析条件の影響により共振点の周波数が異なった。そこで解析結果を補正すると実測結果を良好に再現できた。このことから,解析によって安定巻線の脱落等の異常の診断が可能である見通しを得た。
PDFファイルサイズ: 563 Kバイト
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