天然エステル入変圧器巻線モデルの雷インパルス絶縁特性

カテゴリ: 部門大会

論文No: 269

グループ名: 【B】令和5年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2023/08/23

タイトル(英語): Lightning Impulse Insulation Properties in Transformer Winding Model with Natural Esters

著者名: 藤田凌（金沢工業大学），王一凝（金沢工業大学），宮城克徳（金沢工業大学），花岡良一（金沢工業大学），重盛一希（明電舎），脇本聖（明電舎）

著者名(英語): Ryo Fujita (Kanazawa Institute of Technology), Inin Ou (Kanazawa Institute of Technology), Miyagi Katsunori (Kanazawa Institute of Technology), Hanaoka Ryoichi (Kanazawa Institute of Technology), shigemori Kazuki (Meidensha corporation), Wakimoto Kiyoshi (Meidensha corporation)

キーワード: 変圧器巻線|エステル系絶縁油|天然エステル|雷インパルス電圧|Transformer winding|Ester-base insulation oil|Natural ester|Lightning impulse voltage

要約(日本語): 環境対応型変圧器の実用化に向けて、その保守管理規定が体系化され始めている。一方，実機器に標準雷IMP電圧を印加すると，巻線内部のLC等価回路によって，コイル間分担電圧波形の波尾長が5～30μs程度となることが知られている。本稿では変圧器巻線コイル間絶縁を模擬した絶縁モデルを用い，脱気処理を施した天然エステル（大豆油，菜種油）を含侵させ，波尾長が50μs, 30μs, 10μsの負極性雷インパルス電圧を印加し，V-t特性を調査した。この結果，油種によって絶縁破壊電圧に差が見られたが，同様のV-t特性を有していることを確認した。

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