電源脱落時の発電機負荷分担の時間的変化を考慮したRoCoF簡易推定 ―WEST10機系統モデルへの適用―

カテゴリ: 部門大会

論文No: P12

グループ名: 【B】令和5年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2023/08/23

タイトル(英語): RoCoF Simple Estimation Method considering Time-varying Change in Output Power of Each Generator after Generation Loss-Application to WEST10 Power System Model-

著者名: 中野太陽（富山大学），小出明（富山大学），井上俊雄（富山大学）

著者名(英語): Taharu Nakano (University of Toyama), Akira Koide (University of Toyama), Toshio Inoue (University of Toyama)

キーワード: RoCoF|電源脱落|簡易推定|RoCoF|Generation Loss|Simple Estimation

要約(日本語): 近年、再生可能エネルギーの導入拡大が進むことで系統内の同期電源の台数割合が減少している。その結果、電源脱落時に、同期電源 1 台あたりの分担が増加する。これはRoCoF（周波数変化率）増加の要因となる。故に再生可能エネルギーの連鎖脱落による大規模停電のリスクが増加するため、対策が必要である。RoCoF は、電力系統詳細動特性シミュレーション(CPAT)で算出可能であるが、実規模系統での初期状態の作成に多大な労力と時間を要する。従って、様々なケースで RoCoF を効率的に推定する簡易手法が必要とされる。本稿では電気学会WEST10 機系統モデルで検証した結果を報告する。

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