風況推定結果を用いた送電線の区間ごとのDLRの評価-DLRにおける面的な風況把握の必要性に関する考察-
風況推定結果を用いた送電線の区間ごとのDLRの評価-DLRにおける面的な風況把握の必要性に関する考察-
カテゴリ: 部門大会
論文No: 141
グループ名: 【B】令和6年電気学会電力・エネルギー部門大会
発行日: 2024/08/23
タイトル(英語): Evaluation of DLR for each section of transmission lines using wind condition estimation results- Consideration on the necessity of comprehensive wind condition assessment in DLR -
著者名: 下尾高廣(東芝エネルギーシステムズ),齋藤啓太(東芝エネルギーシステムズ),上田隆司(東芝エネルギーシステムズ),大成高顕(東芝エネルギーシステムズ),加瀬高弘(東芝エネルギーシステムズ)
著者名(英語): Takahiro Shimoo (Toshiba Energy Systems & Solutions Corp), Keita Saito (Toshiba Energy Systems & Solutions Corp), Ryuji Ueda (Toshiba Energy Systems & Solutions Corp), Takaaki Ohnari (Toshiba Energy Systems & Solutions Corp), Takahiro Kase (Toshiba Energy Systems & Solutions Corp)
キーワード: ダイナミックラインレーティング|系統混雑管理|風況解析|Dynamic Line Rating|Congestion Management|Wind Resource Analysis
要約(日本語): 再生可能エネルギー大規模普及の対策である系統増強には、時間とコストがかかるため、その過渡期や代替手段として、ダイナミックラインレーティング(以下DLR)が欧州を中心に進んでいる。DLRには大きく分けて2種類の方式が存在する。1つ目(直接方式)は、張力、たるみ等を、センサで直接監視しDLRを計算する方式であり、2つ目(間接方式)は,導体周囲の気象状況を把握し、DLRを計算する方式である。間接方式では、風況の解析結果を活用し広域的に風況を把握することで、送電線沿線の相対的なDLRのバラつきを評価でき、DLRの容量を決定するDLRの最低区間(ボトルネック)をより特定しやすい利点があると考えられる。本論文では間接方式として、実在する送電線沿線に対して、風況解析を用いた風況推定の結果をもとに送電線の区間単位で年間のDLRを評価し、区間ごとのDLRのバラつきやボトルネックの推移から、上述した間接方式の利点に関して述べる。
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