セキュリティ制約付き電源起動停止計画における電源並解列に依存した運用容量制約の定式化

カテゴリ: 部門大会

論文No: 148

グループ名: 【B】令和6年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2024/08/23

タイトル(英語): A Formulation of Transmission Capacity Constraints with Generators’ State Variables for SCUC

著者名: 花井悠二（電力中央研究所），中村優希（電力中央研究所）

著者名(英語): Hanai Yuji (CRIEPI), Nakamura Yuki (CRIEPI)

キーワード: 電源起動停止計画|SCUC|運用容量|系統混雑|数理最適化|Unit Commitment|SCUC|Transfer Capability|Network Congestion|Mathematical Optimization

要約(日本語): 系統混雑管理の基準となる送変電設備の運用容量は，熱容量・同期安定性・電圧安定性・周波数維持面から定まる各限度値により複合的に決定されるが，これらの制約要因は並列される同期電源の容量や配置によって変化し得るものである。このため，電源起動停止計画の立案において，上記に起因する動的な運用容量制約を考慮することができれば，既存系統の送電能力を最大限活用して需給運用コストの更なる低減が可能となると考えられる。　本稿では，基幹系統の系統混雑処理に対応したセキュリティ制約付き電源起動停止計画（SCUC）に着目し，並列電源の組み合わせにより変化する運用容量制約を考慮した数理計画モデルを提案する。また，電気学会West30機系統モデルを用いたSCUCのケーススタディにより，動的な運用容量制約が電源並解列や需給運用コストへ与える影響を分析する。

PDFファイルサイズ: 525 Kバイト