電力系統の平衡事故を対象とした三相PVの特性把握および安定度への影響に関する一考察

カテゴリ: 部門大会

論文No: 164

グループ名: 【B】令和6年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2024/08/23

タイトル(英語): A Study of Characterizing of Three-Phase Photovoltaic Inverters for Balanced Fault and Influence on Transient Stability

著者名: 佐藤勇人（電力中央研究所），増田宗紀（電力中央研究所）

著者名(英語): Hayato Satoh (Central Research Institute of Electric Power Industry), Muneki Masuda (Central Research Institute of Electric Power Industry)

キーワード: 系統解析|安定度|三相PV|平衡事故|実機試験|Power system analysis|Transient stability|Three-phase PV inverter|Balanced fault|Laboratory test

要約(日本語): わが国では，PVを主とした再エネ主力電源化と系統安定性維持の両立が課題になると考えられ，メガソーラ等の三相PVの特性を考慮した系統解析（含，モデル）のニーズが高まっている。これに対し，著者らは実機試験に基づき安定度解析向けの実効値解析用三相PVモデルを開発し，代表メーカ2機種の実測を基にパラメータを同定してきた。今後，安定度解析の精度を向上させるためには，より多くの機種の特性を明らかにし，特性に応じたモデリングによって汎用性を向上させる必要がある。そこで，本研究では，より解析ニーズの高い平衡事故を対象に，主要メーカ製三相PVについて，より多くの機種の出力・復帰特性と安定度への影響を試験により把握した。本稿では，その結果について取りまとめる。

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