電力系統慣性の推定を目的とした連系線潮流変動の分析に関する基本的検討
電力系統慣性の推定を目的とした連系線潮流変動の分析に関する基本的検討
カテゴリ: 部門大会
論文No: 170
グループ名: 【B】令和6年電気学会電力・エネルギー部門大会
発行日: 2024/08/23
タイトル(英語): A Basic Study on Tie Line Power Flow Analysis for Estimation of Power System Inertia
著者名: 髙野竜之介(東北大学),柳澤一輝(東北大学),斎藤浩海(東北大学),田口公陽(東北電力ネットワーク),宮崎裕一(東北電力ネットワーク)
著者名(英語): Takano Ryunosuke (Tohoku Univesity), Yanagisawa Kazuki (Tohoku Univesity), Saitoh Hiroumi (Tohoku Univesity), Taguchi Koyo (Tohoku Electric Power Network Co. ,Inc.), Miyazaki Yuichi (Tohoku Electric Power Network Co. ,Inc.)
キーワード: 広域動揺|連系線|系統慣性|wide area oscillation|tie line|power system inertia
要約(日本語): 再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、既存の火力発電機などの同期電源が減少し、系統の慣性力不足が課題となりつつある。そのため、系統運用時の慣性力を予測・推定できる手法の確立が望まれている。系統慣性の推定手法として2機系モデルを用いた方法が用いられているが、この方法を2本の連系線で結ばれた連系系統に適用する場合、各連系線の潮流変動の特徴を把握しておく必要がある。そこで本稿では、4台の同期発電機と2本の連系線からなる小規模連系系統モデルを用いて、連系線潮流変動の特徴を動的シミュレーションと固有値解析を利用して分析し、2本の連系線の潮流に位相が反転して出現する固有動揺モードが存在し得ることを述べる。
PDFファイルサイズ: 1,314 Kバイト
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