インパルス電圧計測用分圧器の直角波応答パラメータの変動に関する一検討

カテゴリ: 部門大会

論文No: 270

グループ名: 【B】令和6年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2024/08/23

タイトル(英語): A Study on Variations of Step-Response Parameters in Voltage Divider for Impulse Voltage Measurement

著者名: 阿部剛志（電力中央研究所），中根龍一（電力中央研究所），宮嵜悟（電力中央研究所），脇本隆之（千葉工業大学），石井勝（東京大学）

著者名(英語): Tsuyoshi Abe (Central Research Institute of Electric Power Industry), Ryuichi Nakane (Central Research Institute of Electric Power Industry), Satoru Miyazaki (Central Research Institute of Electric Power Industry), Takayuki Wakimoto (Chiba Institute of technology), Masaru Ishii (The University of Tokyo)

キーワード: 分圧器|直角波応答パラメータ|変動|インパルス電圧|基準計測システム|voltage divider|step-response parameters|fluctuation|impulse voltage|reference measuring system

要約(日本語): インパルス高電圧計測用分圧器の動特性は，実験応答時間，部分応答時間，安定時間，オーバシュートで表される直角波応答パラメータを用いて評価され，規格で定めた値の範囲内であることが要求される。一方で，直角波応答パラメータは，同一分圧器を対象とした試験の場合でも，その時々の回路構成・設備配置などの違いによって変動することが知られている。当所では，雷インパルス高電圧計測用基準分圧器の直角波応答試験を毎年実施しているが，2023年度の試験結果の内，安定時間が大きく変動する事例があった。本稿では，この基準分圧器の直角波応答電圧波形を用いて，印加波形の微小変化に伴う直角波応答パラメータの変動に関する検討を行った。

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