ヘリ航測データを活用した架空送電線路のルート検討システム
ヘリ航測データを活用した架空送電線路のルート検討システム
カテゴリ: 部門大会
論文No: 288
グループ名: 【B】令和6年電気学会電力・エネルギー部門大会
発行日: 2024/08/23
タイトル(英語): Route planning system for overhead transmission lines utilizing helicopter measurement data
著者名: 石川淳典(関西電力送配電),舩戸智也(朝日航洋),姫野和恵(朝日航洋)
著者名(英語): Atsunori Ishikawa (Kansai Transmission and Distribution, Inc.), Tomoya Funato (Aero Asahi Corp.), Kazue Himeno (Aero Asahi Corp.)
キーワード: 架空送電線|送電ルート設計|航空レーザー測量|地理情報システム|Overhead transmission line|Designing transmission line routes|Aerial laser measurement|Geographic Information System
要約(日本語): 本論文では、ヘリコプタによる航空レーザー測量から得た3次元点群データを基にした架空送電線路のルート検討システムを紹介。このシステムは、GISを基盤に様々な情報を統合し、送電鉄塔の建設予定地の選定や必要な図面の作成をデスクトップ上で簡単に行えるように設計されている。航空レーザー測量により、従来困難だった樹木下の地形や急傾斜地のデータを取得でき、ルートの安全性と効率性が向上。また、3D画像を用いたフォトモンタージュ作成により、建設後の景観評価が容易に行える。2012年の導入以降、送電鉄塔の建替プロジェクトで有効活用され、ルート選定にかかるコストを約半減させる成果を上げている。さらに、災害時の緊急対応や工事計画の高度化に向けた機能拡張も進められている。
PDFファイルサイズ: 781 Kバイト
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