電流積分電荷法による6.6 kV CVケーブル水トリー位置検出法の検討
電流積分電荷法による6.6 kV CVケーブル水トリー位置検出法の検討
カテゴリ: 部門大会
論文No: 311
グループ名: 【B】令和6年電気学会電力・エネルギー部門大会
発行日: 2024/08/23
タイトル(英語): Study on Position Detection Method of Water Tree in 6.6 kV XLPE Cables Using Direct Current Integrated Charge Method.
著者名: 小山勇人(東京電設サービス),杉本修(東京電設サービス),谷口竜男(東京電設サービス),小沢保夫(東京電設サービス)
著者名(英語): Hayato Koyama (Tokyo Densetsu Service Co., Ltd.), Shu Sugimoto (Tokyo Densetsu Service Co., Ltd.), Tatsuo Taniguchi (Tokyo Densetsu Service Co., Ltd.), Yasuo Ozawa (Tokyo Densetsu Service Co., Ltd.)
キーワード: CV ケーブル|E-T 方式|水トリー|電流積分電荷法|6.6 kV|直流漏れ電流|XLPE power cable|E-T type|water tree|direct current integrated charge method|6.6 kV|DC leakage current
要約(日本語): 6.6 kV CVケーブルの水トリー劣化は、最大使用電圧である交流6.9 kVに耐えうる限界は最短で17年というデータがある。しかしEーT方式のケーブルにおいて,特定の半導電テープを使用している乾式架橋のケーブルでは, 経年 10 年未満で絶縁破壊に至り、生成される針状水トリーが未橋絡でもその先端部や起点部で電気トリーが発生して,絶縁破壊に至る可能性がある。一方,高圧ケーブルの水トリー劣化診断手法としては直流漏れ電流法が一般的であり,10 kV印課時に0.1 μAが検出された場合,橋絡水トリーの存在があるとしている。しかし,前述の特定ケーブルでは進展速度が速い水トリーが発生するため,未橋絡状態での早期発見が望まれる。このため今回,外来ノイズ影響が少ないために低電圧での信号取得ができ,未橋絡水トリーを検出できる可能性のある電流積分電荷法を用いて測定を行った。また課電時の電荷量推移の比である,電荷量比を良否判定に用いて試料を切り詰めることにより,当該の特定6.6 kVケーブル試料中の未橋絡水トリー発生部位を,最低2 kVという低電圧で検出した。さらに,従来の漏れ電流値を用いた判定法を使用するよりも,簡便に水トリー発生位置を特定できたためここに報告する。
PDFファイルサイズ: 415 Kバイト
受取状況を読み込めませんでした
