エステル油のブレンド特性

カテゴリ: 部門大会

論文No: 328

グループ名: 【B】令和6年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2024/08/23

タイトル(英語): Characteristics of Blended Ester Oil

著者名: 田和隼輔（明電舎），脇本聖（明電舎），重盛一希（明電舎）

著者名(英語): Syunsuke Tawa (Meidensha), Kiyoshi Wakimoto (Meidensha), Kazuki Shigemori (Meidensha)

キーワード: 変圧器|エステル油|Transformer|Ester oil

要約(日本語): 高粘度エステル油同士で混合した場合の、動粘度・体積抵抗率・引火点・絶縁破壊電圧・流動点・酸価の変化について測定し、混合がどのような影響を及ぼすのかについて測定、考察を行った。絶縁油特性の中で引火点は、植物油よりも低い合成エステルの影響を受ける傾向があったが、10%混合しても引火点275℃以上であり、高粘度エステル油同士が混合する場合、10%程度以内となるよう、注意が必要である。酸化安定性試験は、ブレンドすることで悪化する傾向が見られたが、基準値以内であった。動粘度・体積抵抗率・絶縁破壊電圧・流動点についてはブレンド比率に応じた変化をしており、今回の結果から推定が可能になった。

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