菜種油の鉱油変圧器レトロフィル適用に向けた絶縁紙の劣化抑制効果に関する検討

カテゴリ: 部門大会

論文No: 332

グループ名: 【B】令和6年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2024/08/23

タイトル(英語): Study on Deteriorating Effect of Insulation Paper for Applying Rapeseed Oil to a Mineral Oil Transformer by Retrofill

著者名: 寺脇朋輝（かんでんエンジニアリング），山中功（かんでんエンジニアリング），笠岡誠（かんでんエンジニアリング），西川精一（かんでんエンジニアリング），緒方修二（関西電力送配電），平田豊（関西電力送配電），友兼遼太（関西電力送配電），糸谷亮祐（関西電力送配電）

著者名(英語): Tomoki Terawaki (Kanden Engineering), Isao Yamanaka (Kanden Engineering), Makoto Kasaoka (Kanden Engineering), Seiichi Nishikawa (Kanden Engineering), Syuji Ogata (Kansai Transmission and Distribution), Yutaka Hirata (Kansai Transmission and Distribution), Ryota Tomokane (Kansai Transmission and Distribution), Ryosuke Itotani (Kansai Transmission and Distribution)

キーワード: 菜種油|既設変圧器|レトロフィル|Rapeseed oil|Existing transformers|Retrofilling

要約(日本語): 海外においては、レトロフィルと呼ばれる既設変圧器内の絶縁油を植物油に入れ替えることで、植物油の特徴である火災安全性、環境への配慮、絶縁材料の寿命延伸等を享受できることが知られている。しかし国内においては報告された事例が少ない。そこで、本稿では、鉱油と菜種油の混合油について加速劣化試験を実施し、絶縁紙の劣化傾向や絶縁紙の劣化生成物や油中ガスの増加傾向との関係性について検討した。その結果、各混合油の絶縁紙の劣化の影響は、菜種油の割合が多いほど抑制される。また、混合比率に応じて絶縁紙の劣化に多少の違いはあるが、劣化に応じて油中フルフラールと油中CO+CO?は増加傾向を示した。

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