周波数低下リレー（UFR）を考慮した低慣性系統における高速周波数調整力（FFR）の発動パターンの選定

カテゴリ: 部門大会

論文No: P18

グループ名: 【B】令和6年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2024/08/23

タイトル(英語): Selection of activation pattern of Fast Frequency Reserve (FFR) in low-inertia power systems considering Under Frequency Relay (UFR)

著者名: 中嶌佳賀（富山大学），井上俊雄（富山大学），小出明（富山大学）

著者名(英語): Keiga Nakashima (University of Toyama), Toshio Inoue (University of Toyama), Akira Koide (University of Toyama)

キーワード: 低慣性系統|最低周波数|高速周波数調整力|low-inertia power systems|Frequency Nadir|Fast Frequency Reserve

要約(日本語): 電力系統では,電源脱落時に大幅に周波数が低下した際に周波数低下リレー（以下,UFR）が動作し需要を強制的に切り離すことで大規模停電を防いでいる。通常,系統慣性や一次調整力を確保することで電源脱落後の周波数低下を防いでいるが,近年再生可能エネルギーの主力電源化に伴い系統慣性が低下し最低周波数が悪化することが懸念されている。筆者らはこれまでに低慣性系統における最低周波数の改善ではFFRパターン指定の適用が有効であることを示し, 最低周波数の改善に有効なFFR発動パターンを選定した。　本研究では,UFRが動作するもう一つの要因である周波数低下速度（RoCoF）も考慮するため、FFR出力を積み増した様々なケースでシミュレーションを行い，有効なFFR発動パターンの選定を行った。

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