インセンティブ型デマンドレスポンスにおける交渉問題に基づく報酬単価の算定法に関する検討
インセンティブ型デマンドレスポンスにおける交渉問題に基づく報酬単価の算定法に関する検討
カテゴリ: 部門大会
論文No: P49
グループ名: 【B】令和6年電気学会電力・エネルギー部門大会
発行日: 2024/08/23
タイトル(英語): A Study on Calculation of Unit Price of Reward in Incentive-based Demand Response Programs Using Framework of Bargaining Problem
著者名: 福田剛久(岐阜大学),高野浩貴(岐阜大学),浅野浩志(岐阜大学),Nguyen Duc Tuyen(ハノイ工科大学)
著者名(英語): Fukuda Takahisa (Gifu University), Takano Hirotaka (Gifu University), Asano Hiroshi (Gifu University), Tuyen Nguyen Duc (Hanoi University of Science and Technology)
キーワード: デマンドレスポンス|小売電気事業者|アグリゲータ|ナッシュ交渉解|協力ゲーム|demand response programs|retail power supplier|aggregator|Nash bargaining solution|cooperative game
要約(日本語): デマンドレスポンス(DR: Demand Response programs)は,特定卸供給事業者(アグリゲータ)が需要家の消費電力を需給運用上望ましい状態に制御する仕組みである。DRの一つの形態であるインセンティブ型DRを実施する際には,協力に応じた需要家へ与える報酬の金額を決定する必要がある。本稿では先行研究における課題であった,需要家と小売電気事業者間の利益分配の公平性について検討するため,交渉問題の枠組みを利用してDRにおける報酬単価を算定する方法について検討した。交渉問題とは,複数のプレイヤーの協力によって創出される利益をいかに分配するかを決定するものである。これによって需要家とRPS-AG間の利益配分を考慮した報酬単価を算定することができる。
PDFファイルサイズ: 374 Kバイト
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