再生可能エネルギー電源の出力と市場価格の不確実性を考慮した選択的市場入札法の年間評価

カテゴリ: 部門大会

論文No: P52

グループ名: 【B】令和6年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2024/08/23

タイトル(英語): Annual Evaluation of Selective Market Bidding Methods Considering Uncertainty in Renewable Energy Output and Market Prices

著者名: 桂田一輝（早稲田大学），藤本悠（早稲田大学），金子曜久（早稲田大学），林泰弘（早稲田大学），簑津真一郎（電源開発），柴田龍一（電源開発）

著者名(英語): Kazuki Katsurada (Waseda University), Yu Fujimoto (Waseda University), Akihisa Kaneko (Waseda University), Yasuhiro Hayashi (Waseda University), Shinichiro Minotsu (Electric Power Development Co., Ltd.), Ryuichi Shibata (Electric Power Development Co., Ltd.)

キーワード: 再生可能エネルギー|電力市場|入札戦略|確率的予測|不確実性を考慮した意思決定|renewable energy|electricity markets|bidding strategy|probabilistic forecasting|decision-making under uncertainties

要約(日本語): 近年，カーボンニュートラルの実現に向けて，再エネ電源の利用普及が進んでいる。再エネ電源を所有する発電事業者にとっては，発電出力の不確実性を考慮しながら，市場を通じて電力を取引し，安定した採算性を確保することが不可欠となる。中でも特に取引における成否を分ける大きな因子として，再エネ出力と市場価格の不確実性をいかに定量的に扱うかが重要となる。本稿では，国内の二種の市場を対象とした問題設定の下，風力発電出力と市場の取引価格の不確実性を考慮し，確率的予測を元に算出される期待収益の最大化の観点から，各時間コマに入札すべき市場の選択および入札価格と入札量を決定する手法を提案し，数値実験によって評価する。

PDFファイルサイズ: 465 Kバイト