不確実性に対し異なる選好を持つ多数の電力小売事業者が存在する寡占的電力小売市場におけるNash均衡解の分析

カテゴリ: 部門大会

論文No: GS5-6

グループ名: 【C】2021年電気学会電子・情報・システム部門大会

発行日: 2021/09/08

タイトル(英語): Analysis of Nash Equilibria in An Oligopostic Electricity Retail Market with Multiple Retailers with Diffirent Preferences for Uncertainty

著者名: 赤木 稟太郎（広島大学）,関崎 真也（広島大学）,西崎 一郎（広島大学）,林田 智弘（広島大学）

著者名(英語): RINTARO AKAGI (Hiroshima University),SINYA SEKIZAKI (Hiroshima University),ICHIRO NISIZAKI (Hiroshima University),TOMOHIRO HAYASHIDA (Hiroshima University)

キーワード: 電力小売市場|均衡制約付均衡問題|Nash均衡|ゲーム理論|最適化|Electricity retail market|EPEC|Nash equilibria|Game theory|Optimization

要約(日本語): わが国では2016 年4 月に電力小売の全面自由化を行い，従来の独占的な電力供給形態から，市場を通じて多数の意思決定者が参加する電力供給形態への移行が行われた。このように構造が複雑化する次世代の電力システムを安定的に運用していくためには，電力市場における多数の意思決定者の行動を適切に表現する数理モデルを構築し，モデルに基づいた市場分析を通じて電力市場を適切に設計する必要がある。そこで本研究では電力小売事業者と需要家間の電力取引に焦点を当て，電力小売事業者の意思決定問題のモデル化を行い，不確実性に対し異なる選好を持つ電力小売事業者の人数が電気料金に及ぼす影響分析することを目的としNash 均衡解を導出し分析を行う。また，2020 年の暮れから2021 年にかけて発生した前日市場価格の高騰の影響についても分析を行う。

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