MRIのための変動磁場を低減するEVシャフト壁の遮蔽方法の検討
MRIのための変動磁場を低減するEVシャフト壁の遮蔽方法の検討
カテゴリ: 部門大会
論文No: GS8-1
グループ名: 【C】2021年電気学会電子・情報・システム部門大会
発行日: 2021/09/08
タイトル(英語): Elevator Shaft Shielding Method to Reduce Magnetic Field Fluctuations for MRI
著者名: 宮元 勇輔(鹿児島工業高等専門学校),鎌田 清孝(鹿児島工業高等専門学校),玉利 陽三(鹿児島工業高等専門学校),湯ノ口 万友(鹿児島大学)
著者名(英語): Yusuke Miyamoto (National Institute of Technology, Kagoshima College),Kiyotaka Kamata (National Institute of Technology, Kagoshima College),Yozo Tamari (National Institute of Technology, Kagoshima College),Kazutomo Yunokuchi (Kagoshima University)
キーワード: MRI|三次元磁界解析|エレベータシャフト|遮蔽方法|MRI|3-D linear magnetic-field analysis|Elevator Shaft|Shielding Method
要約(日本語): 医療施設に配備されているMRI装置は、エレベータ等の磁性体の移動に伴う変動磁場の影響を強く受け、撮影画像にノイズが発生する等の問題がある。従来の対策としてパッシブ磁気シールドやアクティブ磁気シールドが用いられており、離隔距離(7 m ~ 9 m以上)や設置基準値(B = 0.5 µT以下)等が定められている。そこで、本研究では一般的な遮蔽材として用いられているケイ素鋼板を使用し、磁場発生源であるエレベータ側のエレベータシャフト壁を磁気遮蔽する方法を用いて評価点3 mでの設置基準値を満たすことを目的としている。結果として、遮蔽材の形状に関しては、MRI室の上下部分をより厚くし、枚数は4枚が最適であった。設置形状として格子状に設置することで設置基準値を達成することができ、離隔距離を3 mとすることが可能になった。また先行研究と比較し、使用する遮蔽材の量を24.33 %減らすことができ、コスト面も改善することができた。
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