導電性繊維を用いた圧力・距離センサによる車椅子移乗動作時の座圧分布の評価

カテゴリ: 部門大会

論文No: GS8-4

グループ名: 【C】2021年電気学会電子・情報・システム部門大会

発行日: 2021/09/08

タイトル(英語): Evaluation of Sitting Pressure Distribution during Wheelchair Transfer by Conductive Textile Sensor

著者名: 黒崎 紘史（群馬県立群馬産業技術センター）,白畑 紘夢（前橋工科大学）,川原 潤也（群馬県立群馬産業技術センター）,近藤 康人（群馬県立群馬産業技術センター）,中村 哲也（群馬県立群馬産業技術センター）,小田垣 雅人（前橋工科大学）

著者名(英語): Hirofumi Kurosaki (Gunma Industrial Technology Center),Shirahata Hiromu (Maebashi Institute of Technology),Kawahara Junya (Gunma Industrial Technology Center),Kondo Yasuhito (Gunma Industrial Technology Center),Nakamura Tetsuya (Gunma Industrial Technology Center),Odagaki Masato (Maebashi Institute of Technology)

キーワード: 導電性繊維|静電容量|移乗介助移乗介助|Conductive Textile|Electric Capacitance|Patient Transfer

要約(日本語): 介護に関する多くの従来研究において、車椅子移乗動作時の介護者又は被介護者の身体的負担の評価は、アンケート調査などの主観的手法に基づいて行われてきた。これに対し、身体的負担の定量評価が行われた事例は数少ない。そこで、本研究では、車椅子移乗動作時の身体的負担の定量評価に使用することを目的として、車椅子移乗動作時の臀部・座面間の距離及び座圧分布を計測可能な圧力・距離センサを開発した。本センサは、絶縁体の上面に導電性繊維を接着させた構造となっており、ウォッシャブルで柔軟性を備えていることが特徴である。本研究では、生体を模したアルミの延べ棒を使用した一軸圧縮試験を行うことで、本センサに一定の距離・圧力を加えた際の出力応答を計測した。実験結果から、本センサの生体に対する距離・圧力特性が明らかとなった。また、本センサを使用した車椅子移乗動作実験を行い、被介護者の車椅子着座時の座圧分布の定量評価を行った。

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