画像相関法によるヒストグラムを用いた赤血球凝集度分布の推定
画像相関法によるヒストグラムを用いた赤血球凝集度分布の推定
カテゴリ: 部門大会
論文No: GS11-5
グループ名: 【C】2021年電気学会電子・情報・システム部門大会
発行日: 2021/09/08
タイトル(英語): Estimation of Aggregation Distribution by Using Histogram of Image Correlation Coefficient
著者名: 太田 理雄(東京都立大学),波多野 篤哉(東京都立大学),佐藤 隆幸(東京都立大学)
著者名(英語): Masao Ota (Tokyo Metropolitan University),Atsuya Hatano (Tokyo Metropolitan University),Takayuki Sato (Tokyo Metropolitan University)
要約(日本語): 健康指標である血液粘度について、現在の注射針での採血に変わる非侵襲的な方法で測定する試みが近年行われている。我々の研究グループでは体外循環における血液回路に組み込む想定で、血液の流路上定点において微小時間差をもった二画像を取得し、画像相関法によって赤血球凝集度を測定することで血液粘度を推定する方法を提案している。先行研究においては、赤血球凝集体のサイズ・濃度が上昇するにつれ画像相関値も増加することがわかっていたが、偏差の大きい凝集体分布を持つ画像においては、平均画像相関値に注目するだけでは大凝集体が検出できない例が確認された。本研究では、画像相関値によるヒストグラムに着目し平均画像相関値では得られなかった相関窓毎の画像相関値を解析することで、懸濁液内の凝集度分布を推定することを目的とした。結果として画像相関値ヒストグラムから凝集度分布を推定することで大凝集体を発見できる可能性を示せた。
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