放出促進剤を内包するリポソームと超音波を用いたDDSに関する研究
放出促進剤を内包するリポソームと超音波を用いたDDSに関する研究
カテゴリ: 部門大会
論文No: PS1-1
グループ名: 【C】2021年電気学会電子・情報・システム部門大会
発行日: 2021/09/08
タイトル(英語): A Study on DDS using liposome encapsulating release enhancer and ultrasound
著者名: 田貝 優紀音(東京工業大学),梶江 佳乃(東京工業大学),彭 祖癸(東京工業大学),榛葉 健太(東京大学),宮本 義孝(国立成育医療研究センター),柴田 孝(富山大学),八木 透(東京工業大学)
著者名(英語): Yukine Tagai (Tokyo Institute of Technology),Kano Kajie (Tokyo Institute of Technology),Zugui Peng (Tokyo Institute of Technology),Kenta Shimba (The University of Tokyo),Yoshitaka Miyamoto (National Center for Child Health and Development),Takashi Shibata (University of Toyama),Tohru Yagi (Tokyo Institute of Technology)
キーワード: DDS|リポソーム|超音波|タングステン粒子|音響インピーダンス|DDS|liposome|ultrasound|tungsten particle|acoustic impedance
要約(日本語): 薬物を標的部位に選択的かつ効率良く送り込むドラッグデリバリーシステム(DDS)は,超音波のような外部エネルギーと組み合わせることで有効性を向上させることができる.しかし,超音波を用いたDDSはバブル製剤が標的指向性や安全性の面で課題を多く抱えていて未だ実用化されている例は少ない.したがって,より安全で正確な薬物放出の制御を行うことができる方法が必要である.そこで本研究では,DDSにおける新たな薬物放出制御法として,放出促進剤のタングステン粒子を内包したリポソームへの超音波照射による薬物放出を提案する.高い音響インピーダンスを持つタングステン粒子を用いることで大きなインピーダンス差が生じ,リポソームの超音波に対する感度が高まり,標的部位への放出を適切に行うことができるようになると考えている.
PDFファイルサイズ: 422 Kバイト
受取状況を読み込めませんでした
