神経回路網への紡錘波様刺激がシナプス増強に及ぼす影響
神経回路網への紡錘波様刺激がシナプス増強に及ぼす影響
カテゴリ: 部門大会
論文No: PS1-6
グループ名: 【C】2021年電気学会電子・情報・システム部門大会
発行日: 2021/09/08
タイトル(英語): Effects of Electrical Stimulation with Spindle-wave-like Sequence on Synaptic Plasticity of Neuronal Networks
著者名: 鷺谷 友太(東京大学),森谷 文香(東京大学),張 智翔(東京大学),榛葉 健太(東京大学),小谷 潔(東京大学),神保 泰彦(東京大学)
著者名(英語): Yuta Sagiya (The University of Tokyo),Fumika Moriya (The University of Tokyo),ChihHsiang Chang (The University of Tokyo),Kenta Shimba (The University of Tokyo),Kiyoshi Kotani (The University of Tokyo),Yasuhiko Jimbo (The University of Tokyo)
要約(日本語): 記憶の定着には睡眠が重要であり,睡眠中に海馬から大脳皮質に記憶が移動する.記憶の神経基盤として,高頻度の活動により起こるシナプス結合の増強が知られている.睡眠中に海馬から大脳皮質へ高頻度の入力があり,脳波の一つである紡錘波の特定の位相で起こることが報告されている.よって,紡錘波が高頻度の入力によるシナプス増強を促進し睡眠中の記憶の移動と定着につながると考えられるがメカニズムは研究段階である.本研究では紡錘波によるシナプス増強の促進効果を確認することを目標とし,培養した神経回路網に対して紡錘波を模した電気刺激を印加しシナプス増強を確認した.紡錘波を模した刺激として100Hzの学習刺激を紡錘波に特異的な10Hzの周波数でカップリングした電気刺激を用いて,印加電極数を1電極,64電極の2条件で変えそれぞれの印加前後の発火率を比較した.
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